地域にある港の役割を学び身近に感じてもらおうと、四国地方整備局は16日、愛媛県宇和島市坂下津地区にある宇和島港に市内の番城小学校の5年生約80人を招き、見学会を開いた。
 児童は、職員から荷物の積み降ろしをする岸壁や、防波堤の役割などについて説明を受けた。宇和島港は積み荷の種類によって船などをつなぎ留める場所が5地区に分かれていることを学び、児童はオペラグラスを使って各地区に向かう船の様子を確認していた。
 宇和島港に外国籍の船がどのくらい寄港しているかという質問に対し、職員は「大型フェリーを含め年に約20回、訪れている」と答えていた。
 女子児童(11)は「港はいろいろな品物が運ばれる大切な場所だと知った」と話し、男子児童(11)は「港の仕事は外国とも関わることができて楽しそう」と興味を抱いている様子だった。